真剣に遊ぶ人ほど、ビジネスが伸びる理由|「推し活」が最強のマーケティング学校である

「ディズニーに行ったり、ライブに行ったり、遊んでいる時間があるなら、その分勉強した方がいいんじゃないか」

起業を意識すると、こんな感覚が出てくることがあります。趣味に時間を使うことへの罪悪感。好きなことに熱狂することへの後ろめたさ。

でも、私はそれが「ビジネスを伸ばす上での一番の誤解」だと思っています。

はじめまして。才能起業®スクール代表のつぐみです。私は起業8年目ですが、ディズニーオタクであり、ハロープロジェクトのファンであり、アニメや舞台俳優など複数のジャンルに熱狂してきた人間です。

そして、自分がビジネスでうまくいっている理由の一つが、「超オタク気質」であること、と本気で思っています。

今日は「真剣に遊ぶことが、なぜビジネスを伸ばすのか」を、私の実体験から丁寧にお伝えします。

「遊んでいて罪悪感がある」女性起業家さんへ

まず最初に、はっきりお伝えしたいことがあります。

遊ぶことへの罪悪感は、捨ててください。

これは精神論の話ではなく、ビジネスの話です。

私がスクールの生徒さんや運営メンバーを、自分の趣味の場所に連れて行くことがあります。ある時、運営メンバーのまいさんをとある舞台に連れて行きました。

まいさんはもともと、「オタク」とか「沼る」ということとはまったく縁のない、今時の子でした。でも、その舞台を見た瞬間にめちゃくちゃハマってしまって。

そこから何が変わったか。

インスタライブを毎日するようになりました。発信に差別化が生まれました。マインドがよりブレなくなっていきました。

「なぜ変わったの?」と聞いたとき、まいさんはこう言ってくれました。

「こうやって好きになっていく過程がわかりました。何を自分で出せばいいかがわかってきました。つぐみさんは推しがいっぱいいるから、だからビジネスがうまいんですね」

推しがいっぱいいるから、ビジネスがうまい。

これを言われたとき、私は「そうか」と思いました。感覚的には分かっていたけれど、こんなにシンプルに言語化されたのは初めてでした。

愛された経験がない人は、愛し方が分からない

なぜ推し活がビジネスにつながるのか。私はこう例えています。

ドラマでよくある描写があります。親から愛情をもらえなかった子が大人になって親になったとき、子どもへの愛し方が分からない、という話。

まさにそれと同じことが、ビジネスの世界で起きています。

熱狂的なファンになった経験がない人は、「お客様がファンになるとはどういう状態か」が、感覚として分からない。

「お客様を大事にしましょう」「ファンにしましょう」と言葉では言えても、ファンになった瞬間のあの気持ちを体で知らないと、何をすれば伝わるのかが分からない。

私はディズニーのパレードでミッキーに誕生日を祝ってもらったとき、その後5回以上動画を見返して、ドナルドが一番好きなのにミッキーのグッズが欲しくなりました。

たった一瞬の「見てもらえた」体験が、これだけの感情と行動を生む。これを知っているから、「たった一言で相手がどれだけ動くか」を体感として知っているんです。

だから、自分の発信やコンサルで、あの感覚に近いものを届けようとすることができる。

「されて嬉しいことが分かる人」が、相手をファンにできる人になれます。

「素直に沼る」ことが、ビジネスを伸ばす

もう一つ、私がずっと大切にしていることがあります。

それは、「素直に沼ること」です。

私のアニメの趣味、全部「周りに勧められたもの」から始まっています。「ブルーロック」も「ヒロアカ(僕のヒーローアカデミア)」も、自分で探したわけじゃなくて、「騙されたと思って絶対見て」と言われてハマっていきました。

これ、自分でも驚くくらい素直なんですよね(笑)。「勧められたら、とりあえず全部見てみる」という姿勢。そしてハマったら、徹底的に沼っていく。

この「素直に沼る」という姿勢が、実はビジネスを伸ばすのと同じ姿勢だということに、最近改めて気づきました。

コンサルや勉強会でアドバイスをされたとき、「まあ、一回やってみよう」とすぐに行動できる人は伸びます。「でも、私の場合は違うかも」「本当に合うか分からないから、もう少し考えてから」という人は、なかなか動き出せない。

「とにかくやってみる素直さ」と「とりあえず見てみる素直さ」は、同じ心の筋肉を使っています。

推し活で「素直に沼る」習慣をつけることは、ビジネスで「素直に動く」習慣につながっていきます。

「遊ぶ」なら、徹底的に熱狂してください

ここまでの話をまとめると、こういうことになります。

遊ぶことは「サボり」ではなく、お客様の心を動かす感覚を磨くための実践です。

ただ、一つ大事な条件があります。

「なんとなく遊ぶ」ではなく、「徹底的に熱狂する」こと。

なんとなくディズニーランドに行っても、なんとなく楽しかった、で終わります。でも、本気でキャラクターに会いに行って、パレードで一生懸命手を振って、ミッキーに反応してもらったときに天に昇るような嬉しさを感じる。この「熱狂した体験」があってはじめて、感覚として刻み込まれるんです。

同じように、なんとなくアニメを見るのではなく、そのキャラクターの背景まで調べて、なぜこのキャラクターが刺さるのかを言語化してみる。

「好きになっていく過程を言語化できる人」は、「お客様が自分を好きになっていく過程を設計できる人」になれます。

だからこそ、遊ぶなら徹底的に。好きなものには、とことん浸りに行ってください。

ドナルドダックが一番好きな理由を言語化してみる

少し余談になりますが、私がなぜドナルドダックが一番好きかを話してみます。

見た目はミッキーの方が可愛いと思っています。でも、ドナルドを観察していると、デイジーのことが好きすぎてデレデレしているところ、自分が一番だと思っているところ、小さくて丸くてモフモフのお尻……全部が「あざとくてたまらない」(笑)。

私は「あざとくて小さいもの」が大好きなんです。それが分かった瞬間、「なぜドナルドが好きか」を完璧に言語化できた。

「なぜ好きか」を言語化できると、自分が何にどんな感情を持つ人間かが分かる。 そして、同じ感情を持つお客様に向けて、同じような感情を届けることができるようになります。

あなたが今ハマっているものに対して、「なぜこれが好きなのか?」を一度言語化してみてください。そこに、あなたのビジネスのヒントが隠れています。

まとめ|推し活は、ビジネスの最高の学校である

今日お伝えしたことを振り返ります。

  1. 遊ぶことへの罪悪感は、捨てていい|熱狂した消費者の体験が、お客様へのサービス設計につながる
  2. 愛された経験がない人は、愛し方が分からない|ファンになった体験があってはじめて、ファンにできる
  3. 「素直に沼る」ことが、「素直に行動できる力」を育てる|ビジネスで動ける人は、遊びでも素直に動ける人
  4. 遊ぶなら徹底的に。「なぜ好きか」を言語化する|言語化できると、お客様の感情を設計できるようになる

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「なぜ売れないか」の本当の理由が分かると、何を変えればいいかが明確になります。