スキルはあるのに「自分の商品」が作れなかったデザイナーが累計2550万円を達成した理由

「スキルはある。実績もある。でも、自分の商品が作れない」
「単価を上げたいのに、高いお金をもらうことへの抵抗がある」
「講座を作りたいけど、カリキュラムが完成してからじゃないと売れない気がしている」

――今日の記事は、そんな気持ちを抱えているクリエイターやフリーランスの方に、ぜひ読んでいただきたい内容です。

はじめまして。才能起業®スクール代表のつぐみです。今回は、私のスクールで個別コンサルとセールス講座を受講されたLINEデザイナー講師のるちこさんに、実績インタビューをさせていただきました。

るちこさんは、大阪でWeb制作会社を2社経営するバリバリの経営者でありながら、「自分の商品が作れない」「単価を上げられない」という壁にぶつかっていた方です。

そのるちこさんが、私のサポートを受けてLINEデザイナー養成講座を立ち上げ、現在5期目を迎えるまでに成長。そして累計2550万円という実績を達成されました。

今日は、るちこさんが何をどう変えてこの結果を出されたのかを、インタビューをもとに丁寧にお伝えします。

会社2社を経営していても、「自分の商品」がなかった

るちこさんのプロフィールを聞いて、「え、そんなにすごい人でも悩むの?」と思った方もいるかもしれません。でも、これはクリエイターやデザイナーの方にとって、非常によくあるパターンです。

るちこさんがスクールに来られる前、どんな状況だったかを聞いてみると、こんなお話を聞かせていただきました。

「最初はデザインのPhotoshopを使う動画教材を1個6万円で販売していました。でも、販売している会社に50%取られるので、1個売れても手取りは3万円。売れてはいたけど、このままじゃダメだなと思って、自分の商品を作って売っていかないといけないと悩んでいました」

さらに、自分でコンサルをやったこともあったそうですが、こんな壁にぶつかっていたそうです。

「1ヶ月9800円でコンサルをやっていたことがあって、満足度は良かったんですけど、一人一人と面談したりグループでやったりと、全部自分でやったので、価格と自分のコミット率が全然合わなくて、大変で悩んだ時期がめっちゃありました」

スキルがあって、実績もあって、経営者としての経験もある。でも、自分のサービスの価格と労力が釣り合っておらず、疲弊している。

これは、クリエイター出身の起業家さんに本当によく見られるパターンです。

クリエイターが「高単価」に踏み出せない理由

ここで、私が感じていることを少しお伝えさせてください。

デザイナーやクリエイターの方には、特有の「高単価への壁」があります。

物やデザインを作って納品する仕事は、「目に見えるもの」があります。ホームページであれ、バナーであれ、完成した「成果物」が手渡される。だから、それに対してお金をもらうことへの抵抗は比較的低い。

でも、「教える」「コンサルする」「コーチングする」という仕事は、「目に見えないもの」です。セッションが終わっても、手元に残る成果物はない。だからこそ、「こんな無形のものに、高いお金をもらっていいのか」というブロックが生まれやすいんです。

しかも、デザインや制作の世界には業界の相場があります。「リッチメニューのデザインに100万円はさすがにない」という感覚が体に染み付いているから、自分が提供するものに高い金額をつけることへの躊躇いが出てしまう。

るちこさんにも、まさにそのブロックがありました。

「本当にお金のブロックがめちゃくちゃあって。自己投資は150万円ほどしてきたのに、自分がお金を受け取れなかった。商品も安い方が喜ばれるんじゃないかと思って、安くしがちだったんです」

自己投資には150万円を使えるのに、自分の商品には高い価格をつけられない。これ、矛盾しているように見えて、実は多くのクリエイターが経験していることです。

マインドが変わった瞬間と、クロージングで変わった数字

るちこさんに「どんなサポートが一番効いたか」を聞いたとき、こう答えてくださいました。

「1つがマインドがめちゃくちゃ変わりました。2つ目はクロージングの部分。すごいクロージングへのブロックがあったんですけど、細かいテクニックを教えてもらって、個別相談の時に横にメモ帳を出してその通りにやっていくということをやって。するっと最初に44万円の半年コンサルを4人の方に買っていただけました」

マインドの変化:「安くする」から「ちゃんと価値を届ける」へ

るちこさんのマインドで変わったのは、「安い方が喜ばれる」という思い込みを手放したことです。

40万円のサービスを販売して、半年間しっかりサポートして、結果を出してもらえた。その体験が、「高い金額でも、それに見合う価値を届けられれば喜ばれる」という実感に変わっていったそうです。

これは、私がよくお伝えしていることでもあります。安くすることで「申し訳なさ」を減らそうとしても、お客様には価格に見合った本気のコミットが生まれにくくなる。結果として、成果が出にくくなる。

高い価格でちゃんとサポートして、結果を出してもらう。それが、本当の意味でお客様のためになるんです。

クロージングの変化:「感覚」から「型」へ

クロージング(販売の最終段階)についても、変化が大きかったとおっしゃっていました。

私がお伝えしているのは、「お客様が感じている不安に対して、どんな言葉をかけると安心していただけるか」という具体的なやり取りの型です。「断られたときにどう声をかけるか」「支払い方法をどう提案するか」——こういった細かい現場のやり取りまで、体系的にお伝えしています。

るちこさんは、それをメモ帳に書いて個別相談の場に持ち込み、その通りに実践した。感覚に頼るのではなく、型に沿って動くことで、「どうしよう」という迷いがなくなり、自信を持ってクロージングができるようになったとのことでした。

「準備してから売る」をやめた瞬間に、すべてが動き始めた

今日の記事で、私が一番お伝えしたいことがここにあります。

るちこさんが立ち上げたLINEデザイナー養成講座。現在5期目まで続いているこの講座ですが、1期目のスタート時の話が、本当に多くの人の参考になると思っています。

るちこさんはこうおっしゃっていました。

「講座を作るとき、カリキュラム作ったり、動画コンテンツ作ったり、そういうものをしっかりやってから動いていくって思うじゃないですか。私、本当に準備っていうものを特にせず、こういう講座をやるぞって言って、募集を一番最初に持ってきました。一期の時は動画コンテンツがほぼ全くなくて、1週間に1個作って配信してました」

完璧なカリキュラムを作ってから売り始めたのではなく、先に募集して、作りながら届けていった。

これ、「えっ、それでいいの?」と思う方が多いと思います。でも私は、これが正しい順番だとお伝えしています。

なぜ「先に売る」が正解なのか

理由はシンプルです。どんなに完璧なカリキュラムを作っても、売れなかったら意味がない。売れるかどうか分からないものを、何ヶ月もかけて完成させてから世に出すのは、時間とエネルギーの最大のムダになりかねません。

まず「こういう人を、こう変えられる講座を作りました」を伝えて、来てもらえるかどうかを確かめる。需要があると分かったら、それに応える形でコンテンツを充実させていく。

るちこさんが体験されたのは、まさにその流れです。

1期目は週1本の動画を作りながら配信。受講生さんがいてくれるから、作り続けられるモチベーションが生まれる。フィードバックをもらいながら内容が磨かれる。それが2期、3期、4期、5期と続いていく。

「準備してから売る」より「売りながら作る」の方が、結果として良いものができあがるんです。

もともとの感覚とは、真逆だった

るちこさんご自身も、これはスクールに来る前の感覚とは真逆だったとおっしゃっていました。

「ちゃんと商品があってから売らなきゃいけないと思ってました」

Webデザインや制作の仕事は、成果物ができてから納品するものです。「出来上がっていないものをお渡しする」という発想自体がない世界で仕事をしてきた方は、講座やコンサルも同じ感覚で準備しようとしてしまう。

でも、講座やコンサルは成果物が「変化」です。カリキュラムが完璧かどうかより、「この人についていけば変われる」という信頼と、方向性が明確かどうかの方が、お客様には大切です。

「独学でやってきた人」こそ、一皮むける起爆剤になる

インタビューの最後に、るちこさんからスクールを迷っている方へのメッセージをいただきました。

「私みたいに商品とか作るのも、自分でやろうと思えばできちゃう、独学でやってきた人にこそ行ってもらいたい。売上が上がってる人がもう一皮破るための起爆剤みたいになると思うので」

これ、本当に的を射たコメントだと思います。

独学でここまで来られた方は、自分でなんとかする力がある分、「これ以上、人に頼らなくてもいいんじゃないか」という感覚になりやすい。でも、その感覚が「もう一皮」を妨げていることが多いんです。

また、こんなこともおっしゃっていました。

「中途半端に結果が出てる人って、これ以上伸びるのか考えて出し惜しみしちゃう人が多い。今の現状で満足しちゃう人も多い。でも、もっと伸ばしたいって思う人にはめちゃくちゃいい起爆剤になると思います」

「まあ、今の売上でも十分かな」と思い始めたとき、それは可能性の天井を自分で低く設定しているサインかもしれません。るちこさんのように、すでにスキルも経験もある方が、コミットメントと仕組みを整えた瞬間に、数字は一気に動き始めます。

まとめ|スキルを「商品」に変える3つの気づき

るちこさんのインタビューを通じて、私が伝えたいことを3つにまとめます。

1. クリエイターの「高単価ブロック」は、構造的なものだと理解する

物が見える仕事から、物が見えない仕事へ。この転換に壁があるのは当然です。でも、「高い価格でちゃんと結果を出してもらう」ことが、本当の意味でお客様のためになると気づいたとき、ブロックは外れていきます。

2. クロージングは「感覚」ではなく「型」で動く

個別相談の場で「どうしよう」と迷う時間があると、それがお客様にも伝わります。型を持って、型通りに動く。これだけで、クロージングへの恐れは大幅に減ります。

3. 「準備してから売る」をやめる

完璧なカリキュラムより、「この人を、こう変えられる」という方向性の明確さの方がお客様には伝わります。先に募集して、来てくれた方と一緒に作り上げていく。この順番を変えるだけで、動き出せるスピードが全然違います。

「自分のスキルを、ちゃんとした商品・講座として形にしたい」という方は、私が公式LINEでお配りしている『高額でも「欲しい」と言われる継続商品のつくり方』を活用してみてください。るちこさんが立ち上げた講座のように、「継続して通ってもらえる商品」を設計するための考え方と手順をまとめています。