交流会やイベントに参加して、「この人はターゲットじゃない」「この人と話してもメリットがない」と思った瞬間に、その人への関わり方が変わってしまったことはありませんか?
はじめまして。才能起業®スクール代表のつぐみです。8年間ビジネス一筋で、売上を上げ続けてきた中で気づいたことがあります。
ビジネスのステージが低い人ほど、損得で人脈を考えます。そして、ビジネスが長続きしない人ほど、先に自分が勝とうとします。
今日はその逆——「遠くの人脈を見る」という考え方と、「先に相手を勝たせる」という哲学について、私が実際に8年間大切にしてきたことをお伝えします。
これは最初から自然にできていたわけではありません。「遠くの人脈」の感覚は、私もこの3年くらいでようやく分かってきたことです。
SNSビジネス界隈の「損得人脈」が、成長を止める
SNSビジネスの世界には、ある特徴があります。
稼いでいる金額・フォロワー数・認知度——これが全てのような空気がある、ということです。
リアルの経営者の懇親会やオフ会では、相手のことが最初は分からないから、一人一人に真摯に話を聞いたりするものです。でも、SNSの界隈では、フォロワー数や実績がないと「相手にされない」という空気が生まれやすい。
その空気の中で生きていると、人を見る目が「この人から何かを得られるか」という狩りをする目に変わっていきます。
たとえば交流会に10〜20人いたとして、「この人はターゲット層じゃない」「この人は自分の商品を必要としない」と判断した瞬間に、その人との関わりが薄くなる。
でも、それをやり続けると何が起きるか。目の前の人の裏にある何十人・何百人という人脈を、自分から切り捨てることになるんです。
目の前の10人の後ろに、何百人もの人脈がある
「遠くの人脈」という考え方を、私はこう理解しています。
交流会に10人いたとして、その10人が人脈ではありません。その10人の、それぞれの後ろにいる何十人・何百人の人たちが人脈なんです。
目の前の人が、自分のターゲットでなくても関係ない。興味がなさそうでも関係ない。その人の背後にどんな素敵な人がいるかは、打ち解けないと分からないからです。
「今日のイベント、外れだったな」と思う日があってもいい。でも、その感覚を態度に出してしまった瞬間に、つながれるはずだった縁が切れます。
だから、目の前の人に興味がわかない日でも、その先にいる人たちのことを思えば、自然と丁寧に向き合えるはずです。そういう感覚を持てる人が、結果として多くの人に愛されていきます。
私自身、異業種交流会にはほとんど行かないタイプです。でも、この考え方は日々の活動の中でずっと意識してきました。
たとえば、目の前の生徒さんに一生懸命関わり続けていたら、その生徒さんが以前いた起業塾のお友達に、自分から進んで私のことを紹介してくれて、新しい仲間になっていただいたことがあります。期待してやっていたことではなく、目の前のことに一生懸命取り組んでいた結果として、自然とつながった縁でした。
余裕がない時ほど、視野が狭くなる
この「遠くの人脈」を見る感覚は、余裕がある時ほどやりやすく、余裕がない時ほど難しくなります。
金銭的にも精神的にも余裕がない時、人は視野が狭くなります。「今すぐ役に立つか」「今すぐ売上につながるか」という目で人を見てしまう。それは仕方のないことでもあります。
でも、売れている人ほど、この感覚がナチュラルにできています。目の前の人に損得を感じなくても、普通に丁寧に向き合える。それが結果として、見えないところで縁をつないでいく。
つまり、「遠くの人脈を見る」という感覚は、余裕がない時に意識的に使わないといけないものだということです。自然にできるようになるまでは、「この人の後ろには素敵な人がいるかもしれない」と意識的に思い出すだけで、関わり方は変わります。
視野を広く持つことの重要性はこちらの記事「孫さんはLINEのブロック数を気にするか?|起業家が捨てるべき「小さな悩み」の正体」にも詳しく書いてあります。
「先に相手を勝たせる」——これが私の一番大切にしていること
「遠くの人脈」と深くつながるのが、私が12カ条の中で最も大切にしている考え方です。
先に相手を勝たせる。
私は「ギブする」という言葉をあまり使いません。「先に相手を勝たせる」という言い方をしています。具体的には、先に相手の役に立つことをする、先に相手を立てる、仮に自分の手柄であっても相手を立てる——これらを全部ひっくるめたことです。
お客様に対しても、ビジネス仲間に対しても、全員に対してそうです。先に勝たせる。勝たせて、勝たせて、勝たせ続けて、最後に一回だけ勝たせていただく——これが私のスタンスです。
うまくいかなかった時は、どう見ても相手が悪いと思える時でも、自分に1%の非はなかったかと考えます。「さすがに1%は自分にも悪いことがあった」と思えた時に、人は成長します。
「おかげさまで」は謙虚でいるための魔法の言葉
もう一つ、私がずっと大切にしてきた習慣があります。
「おかげさまで」という言葉を口癖にすることです。
人はうまくいっても、「あの人のおかげだ」と思っていても、口に出すのを忘れます。口に出さないでいると、「この人は自分のおかげでうまくいったと思っているんだな」と思われてしまう。
だから私は、先生や仲間など当然「おかげさまで」と言う人だけでなく、絶対にあなたのおかげじゃないだろうと思う人にも「おかげさまで」と言うようにしています。
「おかげさまで」は、自分を謙虚でいさせてくれる魔法の言葉です。どんなにうまくいっても、この口癖を持ち続けることで、謙虚でいられます。
ビジネスステージと「先に勝たせる」の関係
ここで一つ、はっきりお伝えしたいことがあります。
ビジネスのステージが低い人ほど、自分の手柄にしたがります。負けたくないから、先に勝ちに行こうとします。
逆に、ビジネスのステージが高い人ほど、先に相手を勝たせています。勝たせ続けて、最後に勝たせていただく感覚を、自然と持っています。
では、なぜそうなるのか。
ビジネスステージが高い人は、先に相手を勝たせることで、結果として自分のところに大きなものが返ってくると知っているからです。でも、それを「期待して」やっているわけではない。純粋に相手を勝たせることを大切にしていたら、結果としてそうなっていた、というのが正しい順番です。
私のスクールのことを「いいな」と思ってくださって出会ってくれた方は、100%、私の「先に相手を勝たせる」姿勢に何かを感じてくださっているからだと思っています。これは例外がないと感じています。
だから、「無料のイベントをしていいのかな」「特典でこんなに与えすぎていいのかな」と迷う方には、これをお伝えしたいです。与えすぎてうまくいかないのではなく、与え続けることで信頼が積み重なっていく。
出し惜しみする感覚より、先に相手を勝たせる感覚の方が、長く続けていけます。
この先に価値を届ける考え方で大きな成果に繋げた例は、スクール生るちこさんの実績記事でも読むことができますのでぜひチェックしてみてください。
「損得で動かない」——これが「遠くの人脈」を実現する土台
「遠くの人脈を見る」「先に相手を勝たせる」——この2つの考え方と、実は深く結びついているのが「損得で動かない」という姿勢です。
初心者ほど損得で動きます。 たとえば、「今日のライブは出席しなくてもいい回だから、見なくていい」「アーカイブがあとで見られるから、リアルタイムじゃなくていい」という判断をしてしまう。
でも考えてみてください。アーカイブがあろうとなかろうと、来られるなら来た方がいいですよね。それは生徒さんだけの話ではなく、無料のコンテンツを届けてもらっている立場でも同じです。
ここで大事なのは、みんなが損得で考えてサボる場面で、逆の行動をするだけで選ばれるということです。
人は、ある程度縛られないと行動できない部分があります。「今日はちょっとサボっても大丈夫な先生だから」と判断した途端、行動が止まります。大学の授業でも「今日は寝坊していい日」を作った経験がある方は多いと思います。
でも、みんなが同じことを思っている場面で逆の行動をすると、それだけで目に留まります。 損得ではなく「やると決めたことをやる」という姿勢が、じわじわと信頼をつくっていきます。
この考え方は、第8条「遠くの人脈」と地続きです。
「この人と会っても今すぐメリットはないけど、一生懸命向き合う」のも損得を超えた行動です。「今日のイベントはリアルタイムで参加しなくてもよさそうだけど、ちゃんと来る」のも損得を超えた行動です。
損得を超えて動ける人が、結果として長く愛されていく。 これは8年間を通じて、私がはっきり見えてきたことのひとつです。
今日から取り入れられる3つのこと
「遠くの人脈」と「先に相手を勝たせる」という考え方を、今日から意識するためのヒントを3つお伝えします。
①「この人の後ろには、誰がいるだろう」と考える癖をつける
交流会でもオンラインでも、目の前の人に関心が持てない時は、「この人の後ろには誰がいるんだろう」と一度考えてみてください。それだけで、関わり方が少し変わります。
②うまくいかない時に、「1%だけ自分に矢印を向ける」
何かうまくいかなかった時、誰かのせいにしたくなる気持ちは誰にでもあります。でも「自分に1%の非はなかったか」と問いかけるだけで、次への学びが生まれます。
③「おかげさまで」を口癖にする
今日から使えます。先生や仲間だけでなく、「絶対関係ないだろう」と思う人にも「おかげさまで」と言ってみてください。言い続けることで、謙虚な姿勢が自然と体に染み込んでいきます。
④「みんながサボる場面で、逆の行動をひとつ決める
「アーカイブがあるから後で見ればいい」「今日は出なくていい回だから」——そう思いそうな場面を一つ思い浮かべて、そこで逆の行動をする、と決めてみてください。損得を超えた行動を積み重ねることが、信頼の土台になります。
まとめ|長く愛される起業家は、見ている先が違う
今日お伝えしたことを振り返ります。
- 目の前の10人が人脈ではなく、その後ろの何百人が人脈
- 余裕がない時ほど視野が狭くなる。意識的に「遠く」を見る
- 先に相手を勝たせ続けて、最後に一回だけ勝たせていただく
- 「おかげさまで」は謙虚さを保ち続ける魔法の言葉
- ビジネスステージが高い人ほど、先に勝たせることを自然にやっている
- 損得を超えて動ける人が、長く愛される起業家になる
SNSビジネスの世界は、フォロワー数や収益で人をジャッジしやすい環境です。だからこそ、その逆をいける人が本当の意味で愛されていきます。
長く生き残る起業家になるための他の考え方が気になる方は、関連記事「8年間ビジネス一筋で生き残ったつぐみが語る生き残る起業家の12カ条」もあわせて読んでみてください。
「自分のビジネスの全体像を体系的に整理したい」という方は、私が無料でプレゼントしている『ビジネスの主要5教科をマスター』がおすすめです。 集客・商品設計・セールス・ライティング・コンセプトという5つの柱を、「先に相手を勝たせる」という今日の考え方も踏まえながら体系的に学べる内容になっています。
忘れないうちにぜひ受け取ってください。






