「発信を頑張って、バズって、売上が上がった。でも気づいたら、消えていた」
SNSビジネスの世界では、この現象がくり返されています。
はじめまして。才能起業®スクール代表のつぐみです。私はSNSを使ったビジネスを8年間、この仕事一筋で続けてきました。この業界では、かなりの大ベテランにあたります。
8年間で、私はたくさんの人の起業と退場を見てきました。一瞬すごく売れた人が気づいたら消えていた、ということが本当によく起きます。
なぜそうなるのか。答えは一つです。突発的に売上が上がったとき、間違った選択をしてしまうからです。
売上が何千万・何億あることより、ちゃんと売上を上げ続けて生活し続けられること。アルバイトや会社に戻ることなく、ビジネスを継続できること。これがいかに難しいか、この業界にいると痛感します。
正しいタイミングで正しい行動ができるか。正しく物事を捉えられるか。お金の使い方、決断、人との別れ、新しい事業への投資——これら全部を正しくやれたから、私は8年間続けてこられました。
今日は、私が自分で考えたり先生に頼ったりしながら身につけてきた「生き残る起業家の12カ条」をお伝えします。
売上がある人も、まだ出ていない人も、今のうちから自分に足りないものとできていること、両方を確認してください。
なぜ今、「生き残ること」がこれほど難しいのか
本題に入る前に、この10年で起きた変化をお伝えします。
3〜4年前、リールができた頃のことを覚えていますか? 指さし動画を作るだけで1万回再生がいっていた時代がありました。私もそれで1万回再生を取っていました。
それが今は、台本を頑張って書いて、編集にこだわって、撮影も上手にやって、それでも全然再生されない、ということがざらになっています。
年々、参入障壁は上がっています。 同じ努力量では停滞するのが当たり前の時代になっています。
そして、もう一つ怖いのが「宝くじ現象」です。
宝くじが当たって不幸になる人がいます。5000万・1億が当たったのに、受け取れる器がなくて変な使い方をして、破産したり人生が狂ってしまう人の話は聞いたことがあると思います。
SNSビジネスでも、まったく同じことが起きています。バズってフォロワーが何万人もできて、一気に売上が上がった後でうまくいかなくなる人、うつになる人、しんどくなってやめていく人を、私は本当にたくさん見てきました。
突発的な成功は、受け取れる器があってこそ活きます。器がなければ、成功がむしろ人生を壊す引き金になりかねない。
以下の12カ条は、その「器」を作るための考え方です。
【第1〜3条】土台となる3つの考え方
第1条|余裕がある時に、次の一手を打てるか
人は危機感がないと行動しません。 だから余裕がある時ほど、何もしなくなります。これが、多くの起業家がつまずく最初のポイントです。
売上が安定している時、時間に余裕がある時——そういう「ゆとりがある時」に次の手を考えられるかどうか。これが、長く生き残れるかどうかの分岐点になります。
具体的には、今はInstagramで集客がうまくいっているけれど飽和した時のために他のSNSを始めておく、チームがうまく回っている時に新しいメンバーを育成しておく、今の事業が伸びている時に次の事業の種をまいておく、といったことです。
お金を使うという意味でも、エネルギーを注ぐという意味でも、「次は何をすべきか」を常に考えておくことが大切です。
私自身、あるメンターのオフ会に参加した翌日に、新しい講座を2つ、新しい事業を1つ思いつき、新たな自己投資を1つ始めたことがあります。他の経営者さんもそうだと思いますが、1日で4つを動かしてしまうことがあります。それくらい常に先手先手で動くのが、生き残り続けるためには必要だと感じています。
第2条|学び続けられるか
これは当たり前のようで、実は一番差がつくところです。
学びをやめたら、絶対に落ちぶれます。 これは言い切れます。私よりもはるかに実績がある方ほど、私より学んでいます。逆に、まだ実績が出ていない人ほど学びません。「自分一人でできるんじゃないか」という思い込みがどこかにあるからです。
私自身、人に教えてもらわずに成功できるとは最初から1ミリも思っていなかったし、今も困ったときに判断の指針になってくれる人がいないと絶対に無理だと思っています。
それに、この業界は半年で常識が変わります。
アルゴリズムが変わる、新しい機能が出る、流行が変わる。一度学んだことがそのまま使えるわけではないので、学び続けることが前提になります。
私の直近の学びを例として挙げると、2年ほど前にメンターの講座に入り、その3ヶ月後には動線構築の講座を購入し、その半年後にはXのコンサルを受け、さらにYouTubeの運用代行に大きな投資をし、それが私の過去最大の自己投資になりました。それから数ヶ月後に10万円ほどの教材を購入し、このライブを配信した当日に100万円規模の自己投資を決断しました。
これは自慢ではありません。うまくいっている人はみんな学び続けている、というのが紛れもない事実だということをお伝えしたいのです。
なお、メンターとの関係構築の方法については関連記事「「起業が続かない」は意志の弱さじゃない|強い心とブレない軸を作る3つのフェーズ別処方箋」もぜひお読みください。
第3条|本質と枝葉の違いを理解しているか
「本質」と「枝葉」、両方が大事なのですが、それぞれの意味と、いつどちらを考えるべきかが分かっていないと、無駄なことばかりしてしまいます。
本質とは、目的・根本となる指針のことです。「なぜこれをやろうとしたのか」という一番大事な幹の部分です。
枝葉とは、それを叶えるための小手先のテクニックのことです。Instagramで言えば、ストーリーのフォントを何色にするか、どのフィルターで撮影すると映えるか、今どんな編集が流行っているか——こういうことが枝葉にあたります。枝葉が必要ないわけではありません。ただ、本質を解決するための手段として枝葉がある、という順番が大事です。
今は本質を考える時なのか、枝葉を考える時なのか——この使い分けができないと、動線設計も、商品作りも、生徒さんへのコンサルも、全てが空回りします。特にコンサルやコーチとして教える仕事をしたい方には、絶対に必要な感覚です。
【第4〜6条】メンタルと事業判断の3カ条
第4条|やりがいを求めすぎない
「えっ」と思いますよね。でも、これは大事なことです。
やりがいを求めすぎると、理想と現実のギャップにやられます。 やりがいはモチベーションと同じで、それに頼ると、ある時は元気、ない時はどん底、というメンタルのブレブレになります。
会社員だった頃を思い出してみてください。毎朝「今日の仕事が楽しみ!」という気持ちで出社していた人は、ほとんどいないと思います。でも、会社には淡々と行けていた。それくらいの感覚の方が、ビジネスは続きます。
私もこの仕事にやりがいはあります。でも、やりがいは先に求めるものではなく、淡々とやり続けた先についてくるものです。お客様がいない時期にやりがいを見つけるのは難しい。だからこそ、やりがいを動力にするのではなく、淡々とやる。その先に、感謝の言葉や出会いが来て、自然とやりがいがついてくるものだと思っています。
淡々と続けたことでビジネスが飛躍したスクール生の例として、実績記事「フォロワーはいるのに売れない女性起業家へ|入会4ヶ月で売上3.8倍・210万円を達成した恋愛コーチの話」もぜひチェックしてみてください。
第5条|理想通りにいかないものと知っている
これは「うまくいかない」という意味ではありません。
良くも悪くも、自分が描いたプラン通りには進まない 、ということです。自分はAというルートでゴールに向かうつもりだったのに、気づいたらBというルートで、しかも自分が想像していなかった形でうまくいっていた——ということが、8割9割の確率で起きます。
私自身、気づけば予定通りではまったくなかったけれど、でも順調にここまで来られたと感じています。
大事なのは、自分が描いた理想のルートに固執しすぎないことです。ゲームのステージに例えると、王道のAルートで進むつもりだったのに、突然Bルートへの扉が現れた時に「私はAで行く」と固執してAに戻ろうとしていたら、その時にはもうBの扉が閉まっていた——という状態になります。
別のチャンスが現れた時に、方向転換できる瞬発力と見極め力 がすごく大事だと感じています。
第6条|事業を拡大する時は近くから手を伸ばす
「SNSで活躍している人が急に実店舗を始めた」というのをよく見かけます。センスがある方はうまくいくこともありますが、多くの場合、自分の畑を出た瞬間に情弱に逆戻りになります。
私で言えば、サロン経営や投資を始めたら、私はめちゃくちゃ情弱です。自分がうまくいったからといって、まったく違う分野でもうまくいくとは限りません。
事業を広げたい時、横展開したい時は、同じ畑の中で育つ別の野菜を育てる感覚でやる方がいい。たとえば、ネットで集客してビジネスを教えているなら、同じくネットで集客するビジネスの少し違うバージョンにする、今のお客様の隣にいる層に向けて展開してみる、といった形で近いところから広げていく。これが手堅く継続するための考え方です。
私は「負ける戦はしない」タイプです。だからこそ、絶対に勝てる場所で戦う。事業拡大も同じで、勝てる場所から少しずつ広げていく方が、長く続けられます。
【第7〜9条】人・人脈・時間軸の3カ条
第7条|先に相手を勝たせる
これが、私が12カ条の中で最も大切にしていることかもしれません。
「先に相手を勝たせる」とは、先にギブする、先に相手の役に立つことをする、仮に自分の手柄だったとしても相手を立てる——これらを全部ひっくるめた考え方です。
うまくいかなかった時は、どう見ても相手が悪いと思える時でも、自分に1%の非はなかったかと考える。自分に矢印を向け続けることで、成長が止まりません。
もう一つ大事なのが、「おかげさまで」という言葉を口癖にすること
です。人はうまくいっても、感謝を口に出すのを忘れがちです。でもそれをしないと「この人は自分のおかげでうまくいったと思っている」と思われてしまう。私は、絶対に自分とは関係ないだろうと思う人にも「おかげさまで」と言うようにしています。この言葉は、謙虚でい続けるための魔法の言葉です。
ビジネスのステージが低い人ほど、自分の手柄にしたがります。 ビジネスのステージが高い人ほど、先に勝たせ続けて、最後に勝たせていただく——という姿勢を自然に持っています。いつまでも謙虚でいるために、先に相手を勝たせることを徹底しています。
なお、先に届けることの大切さについては、こちらのスクール生実績記事「自分のサービスがない女性起業家へ|棚卸し1回で40万円を達成したコーチMさんの話」もぜひ参考にしてください。
第8条|目の前の人の人脈ではなく、遠くの人脈を見る
異業種交流会に行って「この人は自分のターゲットじゃない」「この人には需要がない」と判断してしまう人がいます。これが、長く生き残れない人の典型的な考え方です。
ビジネスのステージが低いうちは、目の前の人だけが人脈だと思ってしまいます。 でも、目の前の人の後ろには何十人・何百人という人脈があります。
「この人とは話してもな」と思った相手でも、その人の人脈の中に、あなたのお客様になる人がいるかもしれない。その人と打ち解けて初めて、その先の縁がつながります。
特にSNSビジネスの世界は、フォロワー数や収益で人をジャッジする文化があります。だからこそ、逆にどんな人の前でも真摯に向き合える人が、本当の意味で愛されていきます。
私自身、目の前の生徒さんに一生懸命関わっていたら、その生徒さんが友人に紹介してくれて、また新たな縁が生まれたことがあります。それは期待してやっていたことではなくて、目の前のことに一生懸命取り組んでいた結果として、自然とつながった縁でした。
第9条|長い視野で見られるか
日本人は月の区切りや年の区切りが好きです。「月収いくら」「年商いくら」という区切りを強く意識するのは自然なことです。でも、毎月の区切りに縛られすぎると、自分を苦しめることになります。
1月1日から31日の31日間も、1月15日から2月15日の31日間も、同じ31日間です。「今月は無理だった」と区切る必要はありません。
さらに大事なのが「種まきと収穫」の考え方です。
LINE登録があった、発信をした、提案をした——これが種まきです。売上が上がる——これが収穫です。
蒔いた種がいつ咲くかは、予測できません。今日蒔いた種が3日後に咲くこともある。1年後に咲くこともある。逆に一生咲かないこともある。そして10倍になって咲くことだってあります。
だから「今月の売上がゼロだった」と落ち込む前に、今月は種まきを何回できたかを見てください。
売上はゼロでも種まきを10回した月と、売上が上がったけど種まきゼロの月では、どちらが次につながるか。答えは明らかです。
私がビジネスの売上で心が左右されなかったのは、この「種まきと収穫は別物」という考え方を持っていたからです。
【第10〜12条】構想・姿勢・師匠活用の3カ条
第10条|売り上げた先の構想を常に考えている
種まきして収穫して、ひと段落したら次の種まきをする——この繰り返しだと、いつも後追いになります。大事なのは、収穫しながら次の種まきを同時に続けることです。
具体的には、今週LINEの配信をしたから来週は何の配信をしようか、今のコミュニティが大きくなったらどう組織を拡大するか、来月はどんな企画をしようか——こういった1週間・1ヶ月・3ヶ月先の構想を常に持っておくこと。
細かい事業計画を立てる必要はありません。1ヶ月先くらいの計画なら計画倒れになりにくい。1年先の計画は計画倒れになることが多いですが、近い範囲での構想は行動につながりやすいです。
私自身、この「売り上げた先を考える時間」が一番楽しく、ワクワクします。経営のことを考えている時間が、経営者として生きている実感をくれます。
忙しい中でも、週に1回・30分でいいので、今の事業を客観的に振り返る時間を作ってください。 その時間が、先手先手で動ける力になります。
第11条|損得で動かない
初心者ほど損得で動きます。「今日は出席しなくてもいい回だから行かなくていいや」「アーカイブがあるから後で見ればいい」と考える。
でも全員が同じことを思っているからこそ、逆の行動をするだけで選ばれます。
みんながサボる場面でちゃんと来る、みんなが手を抜く場面でちゃんとやる——それだけで、目に留まる人になれます。
損得ではなく、やると決めたことをやりきる。この姿勢が積み重なって、長く生き残れる起業家になっていきます。
第12条|先生のすねを、めちゃくちゃかじる
「先生のすねをかじる」という表現は少し変かもしれませんが、要するに師匠・メンター・コンサルタントの力を最大限に借りる、ということです。
自分の力だけで引き上がれることが前提で、そこにプラスして引き上げてくれる人がいる——それが理想の状態です。師匠がいるなら、遠慮なく頼って、その方の知識・実績・人脈・信頼を最大限に活かしてください。
ただし、誰かれ構わず頼れるわけではありません。普段から感謝を伝え、価値貢献をして、ただの生徒ではなく同じフリーランス・経営者として認めてもらうことが前提です。そうすることで、先生からより深いサポートを受けられるようになります。
まとめ|「生き残る起業家」は、考え方が違う
今日の12カ条を振り返ります。
- 余裕がある時に、次の一手を打てるか
- 学び続けられるか
- 本質と枝葉の違いを理解しているか
- やりがいを求めすぎない
- 理想通りにいかないものと知っている
- 事業を拡大する時は近くから手を伸ばす
- 先に相手を勝たせる
- 目の前の人の人脈ではなく、遠くの人脈を見る
- 長い視野(種まきと収穫)で見られるか
- 売り上げた先の構想を常に考えている
- 損得で動かない
- 先生のすねを、めちゃくちゃかじる
一つずつ読んでみて、「できている」と思えたものと「まだ足りない」と思えたもの、両方を確認できましたか?
どれか一つ「これが足りなかった」と気づけたなら、今日からそこに意識を向けてみてください。考え方は、一日で変わるものではありませんが、意識し続けることで、少しずつ行動が変わっていきます。
「今の自分のビジネスをロードマップで整理したい」という方は、私が無料でお配りしている『ゼロから最短で月商100万円を叶える完全ロードマップ』を活用してみてください。 今日の12カ条のような「考え方の土台」を持った上で進む方向性が分かれば、同じ努力がより大きな成果につながっていきます。
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