起業家の売上を伸ばす「推し活思考」|お客様に選ばれ続けるための3つの法則

「お客様目線を持ちなさい」

起業の勉強をしていると、何度も出てくるこの言葉。でも正直、「お客様目線って、どうやって身につけるの?」と思ったことはありませんか?

セミナーに参加しても、本を読んでも、なんとなく分かった気はするけれど、自分の発信に落とし込もうとすると手が止まる。「お客様が何を求めているか」が、頭では分かっても、体で分からない感じ。

はじめまして。才能起業®スクール代表のつぐみです。
私は30年以上のディズニーオタクであり、ハロプロ・舞台俳優・アニメ……と、複数のジャンルに熱狂してきた「超オタク気質」な起業コンサルタントです。

実は私がビジネスを8年間続けてきた中で気づいたことがあります。それは、お客様目線は、勉強では身につかないということ。

自分自身が"熱狂的な消費者"として体験することで、はじめてリアルに分かるんです。

今日は、私がディズニーのファンタジースプリングスホテルに滞在しながら改めて確信した、売上に直結する「推し活思考」の3つの法則[/marler]をお伝えします。

「お客様目線」は、勉強では身につかない

多くの起業コンサルが「お客様目線を持ちましょう」と言います。でも、この「目線」が本当の意味で身につかないまま発信を続けている人が、実はとても多い。

なぜかというと、お客様目線は"知識"ではなく"体験"だからです。

「喜ばれることをしましょう」と言われても、自分が何かに熱狂して喜んだ経験がなければ、「喜んでもらえるってどういうことか」が、感覚として分からない。

これ、ドラマでよくある話に似ているんですよね。親から愛情をもらえなかった子が親になったとき、子どもへの愛し方がわからない、という描写。まさにそれと同じ構造が、ビジネスの世界にもあります。

自分が熱狂的に誰かのファンになった経験がない人は、ファンにしてもらう側になっても、何をすればいいか分からない。

だから私は、起業家さんに「真剣に遊びなさい」とよく言います。ビジネス書を読む時間も大事だけれど、好きなものに熱狂的にのめり込む時間が、実はビジネスの一番の学校になります。

ディズニーでも、アイドルでも、アニメでも、舞台でも。何でもいい。あなたが熱狂できるものに、思い切り浸りに行ってください。

その体験の中に、売上を伸ばす答えがあります。

法則①|「されて嬉しいこと」が、手に取るようにわかる

先日、ディズニーランドのパレードで、こんなことがありました。

私は誕生日だったので、ディズニーのお誕生日シールを胸に貼っていました。雨の日のパレードで、ミッキーに向かって一生懸命手を振っていたら、ミッキーが「あ!」という反応をして、誕生日のお祝いをしてくれたんです。

その後、私は気づいたら5回以上、その時のミッキーの動画を見返していました。しかも、普段はドナルドダックが一番好きなのに、その一瞬でミッキーのグッズが欲しくなってしまって(笑)。

「たかが手を振られただけじゃないか」と思う方もいるかもしれません。でも、その時に感じた気持ちは、本当に天にも昇るような嬉しさでした。

覚えてもらえることの力

この体験で気づいたのは、「覚えてもらえた」「ちゃんと見てもらえた」と感じた瞬間、人は想像以上の感情を動かされるということです。

私が実際にやっていることで言うと、インスタライブにいつも来てくれている方のアイコンを覚えていたら、「〇〇さん、いつも来てくれていますよね、ありがとうございます」と声に出して伝えるようにしています。グループコンサルで「髪型変わりましたよね」と気づいて伝えることもあります。

これ、最初から「喜ばせよう」と計算してやっていたわけではないんです。ナチュラルにやっていたら、「覚えていただいたのは初めてです」と言ってもらえた。

「大勢の中の一人」として見られていたのに、「個人として見てもらえた」と感じた瞬間、人は思いがけないほど動かされる。

これ、ミッキーに誕生日を祝ってもらった私の気持ちを体験していたから、「ああ、こういうことか」と心から腑に落ちたんです。

一対多数でも「あなたを見ている」を伝える

セミナーやライブ配信のような「一対多数」の場では、全員に個別に声をかけることは難しい。でも、気づいた人、目に入った人だけでも、ちゃんと「あなたを見ていますよ」が伝わる言葉をかける。

「伝えること」より「伝わること」を優先する。

ミッキーが何千人ものゲストの中で、私のシールに気づいて反応してくれたように。気づいたときに、ちゃんと届けるだけで十分なんです。

法則②|「好きになっていく過程」がわかる=教育がわかる

ビジネスをしている方なら、「教育」という言葉を聞いたことがあると思います。

お客様が「フォローはしてくれるけど、LINE登録はしない」「セミナーには来るけど、商品は買わない」――そのギャップを埋めていくのが、ビジネスでいう"教育"です。

でも、この教育のステップを感覚的に理解している人は、実はとても少ない。なぜかというと、自分が"教育されていく過程"をリアルに体験したことがないからです。

プーさんのアトラクションを出たら、グッズが欲しくなる理由

ディズニーランドには、アトラクションの出口に必ずグッズ売り場があります。そこを通らないと外に出られない構造になっていることが多い。

私はプーさんがそこまで好きなわけではないんです。でも、プーさんのハニーハントに乗った直後は、決まってプーさんのグッズが欲しくなります。なぜか。それは、アトラクションでプーさんの世界観に没入した後だから。

これが「単純接触効果」と「没入体験の組み合わせ」です。その対象に浸った後は、自然と関連するものが欲しくなる。

私たちの発信も、まったく同じ構造になっています。

たまたまフォローした → インスタライブを見て面白かった → 何度も見るうちに癖になった → 気づいたらLINEに登録していた。

このプロセスを、「自分がどうやってハマっていったか」を体験として知っている人は、その仕掛けを自分の発信に作れるんです。

「気になってる」と口に出した瞬間に、もっと好きになる

もう一つ、すごく実感したことがあります。

誰もが経験したことがあると思うのですが、中学生や高校生の頃、ちょっと気になっている人がいて、友達に「なんかちょっと気になるかも」と言ってしまったら、それだけで一気に好きになってしまった経験、ありませんか?

「言っちゃったら、もうあかん」という感じ(笑)。

これは、人が「自分はこれが好き」と少しでも行動に移した瞬間、どんどんその方向に引き寄せられていく心理です。

私が今回、ミッキーからの誕生日祝いにときめいて、グッズを「買おうかな」と思い始めた瞬間、そこからミッキー関連のものに目が行くようになった。その状態を知っているから、「最初の小さな一歩を踏み出してもらう」ことが、ファン化においていかに重要かを、理屈ではなく体感として分かっています。

だから私は「まず無料で体験してもらう」「個別相談を無料で設ける」ということを大事にしています。最初の小さな一歩を踏み出してもらった人は、その後どんどんファンになっていきやすいんです。

法則③|熱狂した消費者になると、ビジネスのヒントが無数に見える

3つ目は少し視点が変わります。「推し活」をしていると、至る所にビジネスのヒントが転がっているんです。

私がスクールの運営メンバーを、よく自分の趣味の場所に連れて行くことがあります。

ある時、運営メンバーのまいさんをとある舞台に連れて行ったんです。まいさんはもともと「オタク」とか「沼る」ということが全くなかった人でした。でも、その舞台を見た瞬間にめちゃくちゃハマってしまって。

そこから何が変わったかというと、発信が変わりました。インスタライブを毎日するようになって、コンテンツにも差別化が出てきて、マインドもよりブレなくなっていった。

「どうして変わったの?」と聞いたら、まいさんがこう言ってくれたんです。

「こうやってなんか好きになっていく過程がわかったので、何を自分で出せばいいかがわかってきました。つぐみさんは推しがいっぱいいるから、だからビジネスがうまいんですね」

これ、すごく的確な分析だと思いました。

月500円のファンクラブで見抜いた、マネタイズ構造

私が好きな舞台俳優さんのファンクラブ、会費が月500円なんです。安すぎると思いませんか?

私も最初「安いし入ってみよう」と軽い気持ちで入会したんです。そうしたら、入会当日にファンクラブ会員限定のライブ配信があって、見ていたら投げ銭をしている人がものすごくたくさんいた。

そこで気づきました。「参入障壁を極限まで下げて、中に入ってもらってから、単純接触効果で沼らせて、その後に課金してもらう」という構造が、完璧に設計されていると。

ファンクラブ費用を安くすることで入口の壁をなくし、中に入ったら良質なコンテンツに接触する機会が増えて、どんどん好きになって、気づいたら課金しているというサイクルです。

私が「まず無料で体験してもらいましょう」と生徒さんに伝え続けているのは、まさにこの構造を体感しているからです。

発信媒体の使い分けも、推し活から学べる

そのファンクラブを観察していてもう一つ気づいたことがあります。その俳優さんは、Instagramには「外向けのキメキメな写真」だけを載せていて、ファンクラブのブログには「ぐーたらしているオフショット」なども載せていたんです。

「誰でも見られる場所」と「内側にいる人だけが見られる場所」で、見せるものをきっちり分けている。

これを見て、私自身の発信も整理できました。外に出す情報と、LINEの中だけで見せる情報を分けることで、LINE登録の価値が上がり、登録してくれた人との関係がより深くなる。

この設計は、勉強して頭で理解するより、「自分がファンとして体験した」ことで、はるかにリアルに分かります。

ビジネス中級者にこそ、「推し活」が刺さる理由

ここまで読んでくださった方の中には、「ある程度発信はしているけど、なかなか次のステップに進めない」という方もいると思います。

実は、推し活思考が最も効くのは、ビジネス中級者の方です。

初心者の方は、そもそもまだ「教育」という概念が腹落ちしていないので、まず基礎を学ぶことが先になります。でも中級者の方は、「教育の大切さは分かっている。でもうまくできない」という壁にぶつかっていることが多い。

その壁の正体は、ほぼ間違いなく「知識として知っているけど、体で分かっていない」ということです。

「フォローしてくれてるのに、次のステップに進んでもらえない」 「セミナーに来てくれるのに、申し込みにつながらない」

このギャップを埋めるのは、マーケティングの理論書を読むことではなく、自分が"教育されていく過程"を体験することです。

マーケティングを知り尽くしている私でさえ、単純接触効果だと分かっていても、そのキャラクターのことがどんどん好きになっていく。分かっていても抗えない。だから最強なんです。

まとめ|遊ぶなら、徹底的に熱狂してください

最後に、今日の3法則を振り返ります。

  1. 「されて嬉しいこと」がわかる|覚えてもらえた瞬間、一対多数でも「あなたを見ている」が伝わる
  2. 「好きになっていく過程」がわかる|自分が教育される体験が、お客様への教育を設計できる力になる
  3. 「ビジネスのヒント」が無数に見える|参入障壁・課金構造・媒体使い分けが、推し活の中に全部ある

そして、これらに共通しているのは「体験してはじめて分かる」ということ。

遊ぶことに罪悪感を感じている女性起業家さんはとても多いです。でも今日お伝えしたとおり、熱狂的に消費する体験こそが、ビジネスの最高の学校です。

自分が何かに夢中になったことで、何をしてあげたら人が喜ぶかが分かる。自分が段階的に好きになった体験から、お客様の気持ちの変化を設計できる。自分がその仕組みに「まんまとはまった」経験から、同じ仕組みを自分の発信に作れる。

遊ぶなら、徹底的に。熱狂的に。とことん。

ディズニーでも、アイドルでも、アニメでも、舞台でも。あなたが熱狂できるものなら何でも。それが、あなたのビジネスを一段上に引き上げてくれます。

「なんとなく集客できているけど、もっと体系的に理解したい」という方は、私が公式LINEでお配りしている『ビジネスの主要5教科をマスター』を活用してみてください。 今日お伝えした推し活思考も含め、集客・商品設計・セールス・ライティング・コンセプトの5つを体系的に学べる内容になっています。