「今月も売上がゼロだった。もうダメなのかもしれない」
「先月は調子よかったのに、今月は全然。この波をどうにかしたい」
「毎月1日になるたびに、またゼロからのスタートだと思うと憂鬱になる」
——今日の記事は、そんな気持ちになったことがある方に読んでいただきたい内容です。
はじめまして。才能起業®スクール代表のつぐみです。私は8年間、このビジネス一筋で、売上を上げ続けてきました。
その8年間の中で、売上の数字で心が大きく揺れた記憶がほとんどないんです。それは、ある考え方を早い段階で持てたからだと思っています。
その考え方が、「種まきと収穫」です。
今日は、この考え方を知るだけで、毎月の売上への向き合い方がまるっと変わる話をお伝えします。
「月の区切り」が、あなたを苦しめている
まず、根本的な話をします。
日本人は月の区切り・年の区切りが大好きです。「月収いくら」「年商いくら」という言い方をするからこそ、毎月の1日と末日をきっちり区切る。それ自体は悪いことではありません。
でも、その区切りが起業家を苦しめていると私は感じています。
考えてみてください。1月1日から1月31日の31日間と、1月15日から2月15日の31日間——どちらも同じ31日間です。でも多くの人は、前者だけを「一ヶ月」と捉えて、そこに成果を求めます。
売上がコンスタントに入っている状態なら、月の区切りを意識しても大丈夫です。でも、まだ売上が安定していない段階で月の区切りにこだわりすぎると、確実に自分を苦しめます。
「今月はもう無理だった」「また今月もゼロだった」——この感覚は、月の区切りという概念があるから生まれます。1日から31日という枠を外してみれば、「この31日間に種をまいた」という事実だけが残ります。
月の区切りにこだわらなくていい。 これが、今日の記事の大前提です。
ビジネスの種は「いつ咲くか、誰にも分からない」
では、毎月の区切りを手放した後、何を見ればいいのか。
答えが「種まきと収穫」の考え方です。
私が生徒さんによく話すことなのですが、このビジネスの種がいつ咲くかというのが、本物のお花以上にびっくりするくらい分からないんです。
- 今日まいた種が、3日後に咲くかもしれない
- 今日まいた種が、1年後に咲くかもしれない
- 一生咲かないかもしれない
- 10日後に、10倍になって咲くかもしれない
「10倍になって咲くってどういうことだ」という感じですよね(笑)。でも、これがビジネスの面白いところでもあり、資産性のある仕事だというところでもあります。
多くの人は「今日まいた種は、遅くても1ヶ月くらいで咲くだろう」と信じています。だから、今月の売上がゼロだったり少なかったりすると「どうしよう」となってしまう。
でも、今月ゼロだったとしても、そのゼロの月にまいた種が来月咲くなら、今月の努力はしっかりしていたということになります。 今月の売上と、今月の努力は、必ずしも連動しません。
「種まき」と「収穫」は、まったく別のこと
ここで一度、言葉を整理させてください。
種まきとは何か。私の言葉で言うと——
- LINE登録があった
- 発信活動をした
- 個別相談の提案をした
- ライブ配信をした
- コンテンツを作った
これらが、種まきです。
収穫とは——
- 売上が上がった
- 申し込みが来た
これが、収穫です。
畑仕事で考えると当たり前のことですが、収穫ばかりしていても、種まきをしていなければ次の収穫は来ません。 逆に、今月種まきしかできなかったとしても、それは次の収穫のための土台を作っていることになります。
種まきをした月と収穫があった月、どちらが「良い月」だったかを単純に判断できません。種まきを10回した月と、売上は上がったけど種まきゼロの月——この2つは全然違います。 でも売上だけで見ると、前者はゼロ、後者は黒字です。
この視点が持てると、売上の数字だけで自分の状態を判断することがなくなります。
私が売上の波に心を揺らさなかった理由
私自身のことを少し話させてください。
8年間ビジネスをやってきて、売上が厳しい月があっても、それで心が大きく揺れた記憶がほとんどありません。
それは、「今月種まきを何回できたか」を見ていたからです。売上がゼロに近い月でも、発信を続けて、個別相談を提案して、コンテンツを作っていたなら、「この月はちゃんと種まきができた」と思えました。
逆に、売上が良かった月でも、「この月は収穫はできたけど、種まきをあまりできなかったな」と気づくことがあります。そういう月こそ、次の売上が不安定になりやすい。
「今月の売上」と「今の自分の状態」を同一視しないこと。 この分離が、長く続けられる起業家と、短期的な売上で消耗する起業家の大きな違いだと感じています。
もちろん、種まきをゼロにしていいわけではありません。売上のことをまったく考えなくていいというわけでもありません。ただ、売上の波に心を左右されすぎることが一番のエネルギーの無駄です。そのエネルギーを、今日の種まきに使った方がずっといい。
「収穫しながら、種まきをやめない」という考え方
もう一つ、深くつながる考え方があります。
それが「収穫しながら、種まきをやめない」です。
多くの人のパターンがこうです。
種まきをする → 収穫できた → ひと休み → また種まきをする → 収穫できた → ひと休み
この「ひと休み」の間が、実は一番危険です。
たとえば今月プロモーションをして、申し込みが入った。「よかった、今月は頑張った」と一息ついた途端、来月の種まきが止まる。そして来月の終わりに「また売上をあげなきゃ」と焦り始める。
売上が上がっている時こそ、次の種まきをする余裕がある時です。 それなのに、売上が上がった安心感から、種まきの手が止まってしまう。うまくいっている時ほど、次の一手を打ち続ける。収穫できている月に、次の種をまいておく。この習慣が、売上の波を小さくしていきます。
種まきのサイズは、ステージによって違う
「種まきをしなさい」という話をすると、「初心者の私には何が種まきになるの?」という疑問が出てくることがあります。
これは、ステージによって違います。
初心者の方であれば、「今週この企画をするから、来週はインスタライブをしよう」「来月はバレンタインがあるから、バレンタイン企画を考えておこう」「この人とコラボしたいから、今のうちにお誘いしておこう」といった近い範囲の構想が種まきになります。
組織がある方であれば、「コミュニティが大きくなってきたら、どう拡大していくか」「新しいメンバーをいつ採用するか」という少し先の構想が種まきになります。
ちっちゃな話から大きな話まで、全部が種まきです。1週間先から3ヶ月先くらいのやりたいことを、ぼんやりとでもいいので常に考えておく。 それだけで、少し先を見ながら動ける起業家になれます。
私が「1日で4つ動かした」理由
私自身の話を少し。
以前、メンターのオフ会に参加した翌日に、新しい講座のアイデアが2つ浮かんで、新しい事業の方向性が1つ見えて、新たな自己投資を1つ始める、ということがありました。1日で4つのことを動かしたことになります。
「そんなに一度に?」と思うかもしれませんが、これはたまたまではありません。うまくいっている時・余裕がある時・刺激をもらった時ほど、次の種をたくさんまける状態になっているからです。
逆に言うと、余裕がない時・売上が厳しい時・メンタルが揺れている時は、種まきの数が減ります。だからこそ、余裕がある時に意識的に種まきを増やしておくことが、後の収穫の安定につながります。
「1週間で私はどれだけ種まきできたか」を振り返る習慣があるだけで、自分の状態を客観的に見られるようになります。
「今月ゼロ」の自分に何を聞くか
「今月売上がゼロだった」という状況になった時、多くの人は「なんでうまくいかなかったんだろう」と考えます。でも、聞くべき問いは少し違います。
「今月、種まきを何回できたか?」
これが最初の問いです。
種まきをしっかりできていたなら、来月以降に咲く可能性がある。今月ゼロだったのは「まだ咲いていないだけ」かもしれません。
逆に、種まきもできていなかったなら、「来月売上を上げるために、今すぐ種まきを始める」という次の行動が見えてくる。焦って「どうしよう」と悩む時間より、種まきを一回増やす方が次につながります。
「今月売上がゼロだった」という事実と、「今月努力できなかった」は別の話です。 種まきを続けていたなら、今月の努力は次の収穫のための投資になっています。
まとめ|売上の波に揺れない起業家の思考法
今日お伝えしたことを振り返ります。
- 月の区切りにこだわりすぎない|1月1日〜31日も、1月15日〜2月15日も、同じ31日間
- ビジネスの種がいつ咲くかは誰にも分からない|今日まいた種が3日後に咲くことも、1年後に咲くこともある
- 「種まき」と「収穫」は別のこと|LINE登録・発信・提案が種まき、売上が収穫
- 種まきを10回した月と、売上はあったけど種まきゼロの月は全然違う
- 収穫できている時こそ、次の種まきをやめない|余裕がある時に次の手を打つ
- 「今月ゼロ」の時に問うべきは、「種まきを何回できたか」
売上の数字で自分の状態を測り続けると、消耗します。数字と感情を切り離して、今日の種まきに集中できる人が、長く続けられる起業家になっていきます。
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